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受診控えの話

「先生のとこも患者さん減ってるの?」

って、診察中とかによく質問されますが…
結構皆さんストレートに聞いてきますよね💧

「ん~どうでしょうか…多少減ってる気もしますが、夏って元々風邪の人も少ないしこんなもんじゃないですか?」

なんて感じで答えるようにしております。

今年の3月以降、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急宣言の発出による受診控えが全国の医療機関に様々な影響をもたらしています。
とあるサイトの実態調査では3~5月の医業収益が9割以上の医療機関で前年より減少、さらに12.5%は半減しているとのこと。
6月の調査でも8割以上が前年より減少しているようで。
医療機関の経営に甚大な被害を及ぼしている事は間違いないのですが、医療機関の建前を考えると声高に「経営難」を叫ぶってどうなのでしょうか。
毎日飲まなきゃならない薬を「コロナが怖いから」と1カ月以上も切らす人にはちゃんと取りに来てくださいと言いますが、必要ない人に「風邪でも引いてクリニックに来てください」とは言えないわけです。
体調が悪くない=受診しない事は良い事、なので。
「患者さんが少ないって事は良い事なんですよ」ってやせ我慢でも言い張らなきゃならないと思うのです。
って、そんな次元の話じゃないのが今回のコロナなのかな。