先日、自身が施行した神経ブロックが原因で大きなアクシデントがおきました。
厳密な分類ではインシデント(偶発事象)にあたるかと思いますがこの際分類などどうでもよい事で、そのような事象が起こった事をとても重く受け止めています。
神経ブロックという医療行為には有害事象というのがつきもので、これまでも大小様々なトラブルはありました。
ただ今回のは開院以来、というより自身の医師人生の中で一番大きな事象です。
どんなに気を付けていても一定の確率で起こるもので、大学病院時代に指導医クラスがやってしまって、大慌てだったのを見たことがあるくらい。
滅多にないけれど起こったら大変で、起こった時のその対処法はもちろん分かっていて、経験したことは無いけど準備だけはしていて、出来れば起こさずに医師人生を終えたかったこと。
いつも気をつけているつもりだけど、家族の見ている前で突然それは起こった。
誘因が全くなかったのか?と言われればそうでもない、気をつけていれば防げていたかもしれないシチュエーション。
自分はやらない、起こさずにここまで来たという慢心は無かったのか。
大切なことは起こった時にどう対処するか。
何をすべきかは自分しか知らない。
頭の中で何度もシミュレーションだけはしていたことを、冷静に、的確に行わなければ命に関わる事象。
幸いにも大事に至らず、冒頭のインシデントレベルで済んだのは、もちろん初めて体験したであろう周りの数名のスタッフも取り乱すことなく冷静に対処したことに尽きる。
それは次の1回を起こさないよう改めて気を引き締めて、最大限の注意を払い続けることの始まりの日となる。
