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ダブ『南』ドラ『南』

昨年完成した両親の新居には麻雀ルームがありまして。
設計段階から、ここは麻雀ルームにするから新築祝いは全自動のイイやつを、とのご所望で私が贈った最先端のイイやつが置かれている。

最新の全自動雀卓ってほんと凄い!
ジャラジャラかき混ぜて17個2列集めて積んでサイコロ振って4個ずつ取って…なんて作業は一切要らなくて、ボタン1つでそれぞれ配られた状態で出てくるからサクサク進みます。
おそらく、そこら辺の雀荘に置いてある雀卓より快適ではないでしょうか。

そんな快適麻雀ルームで、父と子供と親子三代で麻雀大会。
とは言っても子供達はゲームでやった事がある程度で、実際に雀卓を囲むのはまだ数回の初心者。
かたや父は子供の頃から麻雀を結構やってきたベテラン。
運もあるとはいえ、やはり経験がものを言うのが麻雀ですから、実力差は歴然。
ヒヨッコ2匹に容赦なく襲いかかるライオン、といった構図で場は進み、南4局を迎えた時点でライオンの一人勝ち状態。
東家の次男は連勝すれば巻き返せるけど、南家の長男はトップの父に満貫直撃させても逆転不可能な差が…
そんな半荘のオーラスで、ドラは『南』
南家の長男にとっては『南』が揃えばそれだけでダブ南ドラ3で満貫確定という千載一遇のチャンス。
トントンでオーラスを迎えた私は静かに勝負の行方を見守っていると、早々に『白』をポンする父。
まさか、この局面で孫を相手に『白』のみで逃げ切る気?なんて予感も漂わせつつ、一発逆転を狙う長男はリーチをかけるもあえなく流局。
東家の次男がノーテンのため、父の一人勝ちで半荘は終了となりました。

ちなみに。
最後の長男の待ちは『南』、父はそれを察して『南』を保持しながら降りた(ノーテン)のですが、捨てていれば…逆転は無理でも一矢報いることができたという結末。
帰り道、「分かってるなら捨ててくれれば良いのに…」と甘っちょろい愚痴をこぼす息子。
確かに2万点以上離して勝ってる孫に、自分なら捨ててあげちゃうかなと思いつつ、「おじいちゃんは孫を相手に大人気ないきっと勝負の厳しさを教えてくれたんだよ」と諭しておきました。