天白区の内科(植田西クリニック)

AGA治療は名古屋市天白区の内科「植田西クリニック」 プロペシア・ザガーロ・ミノキシジル

AGA(男性型脱毛)の仕組みと内服治療

AGA(男性型脱毛症)の主な原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)です。
DHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、成長期にある毛髪に対して退行期及び休止期に移行する信号が出されます。その結果、退行期の細い毛髪が増えたり毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまうので、毛髪が薄くなってしまいます。
AGA治療には攻めと守りの治療を
このDHTの産生を減らすことにより薄毛の進行を食い止めること(=守りの治療)がAGA治療の第一歩です。しかし、守ってばかりでは薄毛は解消されません。頭皮の血行を良くして毛母細胞を活性化させ、発毛を促進すること(=攻めの治療)もとても重要です。
  • 内服薬によるAGA治療

    当クリニックで処方するAGA治療薬は2つに分けられます。守りの処方と言われている「フィナステリド(プロペシアなど)」「デュタステリド(ザガーロなど)」と、攻めの処方と言われている「ミノキシジル」です。
    ここではそれぞれの効果・効能について、ご紹介します。

  • 5αリダクターゼ阻害薬(守りの処方)

    AGAの最も有力な原因だと考えられているのが男性ホルモンです。とは言っても男性ホルモンのテストステロンが直接抜け毛や薄毛を引き起こしているわけではなく、テストステロンに5αリダクターゼという酵素が働きかけることにより生まれるDHT(ジヒドロテストステロン)という活性型男性ホルモンがAGAの元凶と考えられています。
    5αリダクターゼという酵素には1型、2型という2つの型があります。この酵素の働きを抑えることによりDHTの産生を減らし、抜け毛を予防することができます。

  • フィナステリド(プロペシアなど)

    フィナステリドは5αリダクターゼの2つの型のうち2型の方を阻害する作用があります。軽症の薄毛、薄毛になり始めてまだ間もない方にお勧めしております。
    この成分の入った医薬品はプロペシアが有名で、日本でも2005年に医薬品認可を受けて以降、数多くの薄毛で悩む方々の頭髪改善に役立っています。当クリニックではプロペシアの他ジェネリックの取り扱いもあります。

  • デュタステリド(ザガーロなど)

    デュタステリドは5αリダクターゼの1型、2型両方を阻害する作用があります。フィナステリドの1.5倍効果があるとされており、中等度以上の薄毛、フィナステリドで効果不十分な方にお勧めしております。
    この成分の入った医薬品はアボルブという製品名で日本では前立腺肥大症の治療薬として認可されておりました。さらに2015年9月28日にザガーロという製品名で男性型脱毛症(AGA)治療薬として厚労省から製造販売承認を取得しており、国内ではフィナステリド(プロペシア)に続き、2番目のAGA治療用内服薬となります。


     副作用は?
    フィナステリド、デュタステリド共に副作用は勃起不全、性欲減退、乳房痛です。いずれも男性ホルモンに絡む作用を持つことから、当然と言えば当然の副作用と言えます。いずれも5%以下の頻度で多くはありません。
    また、肝臓で代謝されることからまれに重篤な副作用として肝機能障害を起こすことがあります。元々肝機能が良くない方にはお勧めできません。

毛組織血流改善薬(攻めの処方)

  • ミノキシジル(ミノタブなど)

    ミノキシジルには、飲むタイプの内服薬と、塗るタイプの外用薬と、大きく分けると2種類あります。外用薬のミノキシジルは、日本でも外用発毛剤「リアップ」として発売されていますが、もともとはアメリカで血管拡張剤として開発され、高血圧の内服薬として使用されていました。服用していた患者の体毛が濃くなったことから、副作用として全身の多毛症があることが発見され、その後の臨床試験で脱毛症に有効である発表されました。

     飲む?塗る?どちらが有効?
    要はミノキシジルの成分が毛母細胞に届くことにより効果が出ます。ミノキシジルのお薬はデータ上、頭皮からあまり吸収されないと言われており、市販されている1~5%程度の濃度では効果が期待できません。濃度を上げれば効果は上がるとも言われますが、塗り薬はずっと皮膚の上にとどまって効果を発揮するので、高濃度の成分が皮膚にとどまれば副作用が起こりやすくなります。そして、残念ながら塗るタイプでは厚い皮膚から毛母細胞までは届きにくいのです。一方、全身の血液の20%は脳へ届くので、毛母細胞へ届きやすいと考えられます。よって、内服(飲むタイプ)の方が外用(塗るタイプ)よりも断然効果があると言えます。

     副作用は?
    ミノキシジルを服用する上で気を付けなくてはならないのは副作用です。ほぼ必ず起こると言えるのは多毛です。飲み薬は全身に届きますので、頭皮以外の毛母細胞にも届くことにより全身的に多毛になります。
    重篤な副作用としては低血圧、肝機能障害などが起こりますので、元々血圧が低い方、血圧を下げる薬を服用している方、肝機能が良くない方は服用をお勧めできません。また、肝機能に異常がない方にも肝機能障害が起こる可能性がありますので、服用中は当院にて定期的な血液検査を行います。
    その他では頭痛、めまい、肩こり、動悸、むくみ等がかなりの頻度で発現しますので、副作用が嫌な方は最初から服用しない事をお勧めします。

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