当院に初めて来院される方にまず記入していただく問診票には、レントゲン撮影、採血、注射・点滴、お薬の処方等について希望の有無をお尋ねする欄があります。
もちろんレントゲン撮影を希望しないと選択されていても必要に応じて撮影を勧める場合があります。その逆だってあります。
全てが希望に添える訳ではありませんが、何を求めて受診に至ったのか、まず問診票から探ることができるのは大切なことだと考えております。
中には「先生の判断に任せます」と記入してくださる方もおられます。
特に希望がある方に対しての質問なので、私の判断に委ねる場合は空欄でも構いません。
「今日はどうされましたか?」診察室では最初にこうお尋ねする事が多いのですが、「問診票に書いてあるよ…」というような表情をされてしまう場合も多々あります。もちろん問診票に書いてあることは読ませていただいた上で改めてお聞きをしております。
小さな診療所につき、様々な検査をすることはできません。診察においては問診を非常に大事にしております。問診だけで8割診断がつくと言われることもあります。
ミッキーのような大きな耳持ち、患者様の訴えを出来るだけお聞き出来るように。当院に溢れるディズニーグッズにはそのような意味も込められています。
病状の説明においては難しい医学用語を使わず、分かりやすい言葉で分かりやすい説明を心がけています。
治療方法についても考えうる選択肢を出来るだけ挙げ、それぞれのメリット・デメリットを説明した上で複数の選択肢から選んで頂くようにしております。(問診票でお尋ねした希望の有無はここで役立つことになります。)
私の一存で決めた治療方法を押し付けるのではなく、患者様ご自身が納得された上で方針を決めていきます。そのための説明をしっかりするのが私の役割だと思っております。
お薬の処方は治療において欠かせないものですが、当院では処方したお薬を院内で調剤してお渡しする院内処方という方式を採用しております。
院内処方のメリットは一般的に患者様の費用負担が少ない、薬局へ行く手間や時間が節約でき、会計が一度で済む、などが挙げられますが、当院が院内処方を採用している理由はそれだけではありません。
当院のお薬の棚は診察室の机のすぐ横に設置してあり、診察中に実際の薬をお見せしながら、「この白い薬は痛い時だけ服用しましょう」とか「この丸い薬を2錠と長細い薬を1錠、合わせて1回3錠を1日3回服用しましょう」などと視覚的に分かりやすい説明を行っています。
処方した医師自らが診察時に調剤しながら薬を手に取り説明を行うこの方式は、当院独自にして理想的な服薬指導だと考えており、開院当初よりこだわりを持って実践しております。
〒468-0058 愛知県名古屋市天白区植田西2丁目804
TEL:052-680-7220
診療科目:内科 ペインクリニック・整形外科