いつものように肩の注射を受けたとある患者さんが机の上を指さして一言。
「先生ってそんなのも使うんだ?」
指さした先には…!?
最初、言っている意味を理解することが出来ず言葉に詰まりましたが…
なるほど、聴診器か。
注射を受けにだけ来ている患者さんにとって私は整形外科医なのでしょう。
聴診器を用いて胸の音なんかを聴くこともあるんだね?という事です。
確かに整形外科の診察ではあまり使いませんね。
植田西クリニックの標榜科目は内科とペインクリニック・整形外科です。
内科が一番前にきているのですがね…後ろのボリュームが大きすぎて目立たないようで、内科の診察を行っていることを知らない方も多いです。どちらも何か一つの分野で深く専門性を有する事はありませんが、どちらも幅広く対応しているのが植田西クリニックの良いところだと勝手に思っています。
痛みの治療で通院している患者さんが風邪もひいてしまっていた時に一緒に診察して薬を処方するなんて事はよくありますし、最近では高熱の患者さんにインフルエンザ検査をして、結果待ちの間に怪我の患者さんのレントゲン撮影をして、そうこうしている間に先ほどの検査でインフル陽性の結果が出て説明にいき、レントゲンの結果は骨折の診断で処置…なんて続くときにはインフルと骨折を前にして不謹慎ながらも両方の治療に携われる事にやりがいを感じたりしています。
これからも身近で便利な、医療の入り口のような存在のクリニックを目指して日々診療を行いたいと思います。