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爪痕

初優勝から1週間…太ももの裏側、ハムストリングスが痛い💦
もう1週間?まだ1週間?
自分的にはまだ1週間という感覚が正しくて、優勝したのはだいぶ前の事のように思える。
そして優勝した喜びにマスクされてあまり感じていなかったけれど、疲労というかダメージというか、激戦の爪痕がかなり深く残っている😓

そういえば優勝旗はクリニックの待合室に飾られています。

楯と賞状と記念ボールは診察室に飾ってあります。

何だか…独り占めしているようで申し訳ない気もしつつ、幸せです。
来院された方も気づいて「おめでとう」と声をかけてくれたりします。
四半世紀かけてこの町にやって来たのですからみんなに見てもらいたいですね。

そいうえば、我が家で普段使われているメーカーのモノとは違う資源専用(ごみ)袋が2つ。

町内対抗ソフトボール大会で男性はHRを打つと貰える賞品…つまり2本のHRを打った証✨

記憶をたどってみる。

1本目は2戦目の初回無死満塁、普段は同じチームで戦うNブさんから打った先制満塁HRだった。
ヒット3本でつないで作った満塁のチャンスで絵に描いたような「4番目の打者」の働きが出来た。

2本目は決勝戦の最終回、5点ビハインドで迎えて敗色濃厚だった。
とにかく夢中で応援していて、何点返して今何点差なのかも分からない状態で前のバッターがHRを打って、二死走者なしで打席が回ってきた。
最終回の二死で打席が回ってきたら考える事は…とにかくアウトにならない事。
前の打席ではHR級の大飛球を土手手前で取られているし、その前は右方向の強い当たりをライナーで取られている。
小細工せず左方向へ、打ち上げずとにかく外野に落ちる打球を打とう…そう心に決めて打った打球は強い当たりで内野を超えて外野に弾んだ。
外野に落ちた打球を見届けて「オッシャー✊」と叫んだのもつかの間、全速力で1塁ベース左手前の角を目指して走る。
外野手の前に転がる単打、それ以上でも以下でもない打球に全速力は必要ない。
でも次の打者の事を考えると、1塁に走者が残るのはフォースアウトのリスクになる。
逆に2塁まで行けば単打でも1点が入る。
「あわよくば2塁を陥れる」
オレンジ色のベースを駆け抜けるのではなく、白いベースの左手前を蹴って2塁へ向かう。
全速力で2塁を目指しながら外野を窺うも返球される様子はない。
自軍ベンチからは「回れ!回れ!」の声。
無我夢中で2塁を回り3塁へ…そして3塁コーチャーも手をグルグル回しているのに従い3塁も回りホームへ。
よく分からないが、単打性の当たりでダイヤモンドを1周してしまった。

強い当たりではあったけど、レフトもHRだけは阻止すべく下がっていたはずだし、前の打席であのHR級の打球を背走して取ったほどだから並の外野手ではないはず。
どのようにしてあの打球は外野をさまよう事になったのか…
何にせよホームインは際どいタイミングだった。
最初から2塁を目指して全速力だったから、結果スピードを落とすことなく全速力で1周したからホームインとなったんだなと思う。
結局その回に6点取って逆転し、その1点を守りきって優勝した。

ただ、試合後にHR賞のごみ袋は届けられなかった。
やっぱりね…あれは記録上エラーか何かなんだなと…
思っていたら、妻が受け取っていた。
記録上もHRだったのか…
そして、試合後に分かった事。
そのHRが決勝点だったという事。
どこで同点になってどこで勝ち越したのか分かっていなかった。
そのくらい必死で夢中だった。
2つのごみ袋はどちらも勝利打点になった。
チームの結果はもちろん大事だけれど、優勝という最高の結果の中に自分の爪痕が少しでも残せていたら…喜びもひとしおだ✨