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日帰り神戸の旅

とあるアーティストのコンサートを観るために神戸まで行ってきました。

あまり関西方面へ行く事はないので新鮮な感じです。さらに神戸となると、大学受験で兵庫医大を受けに行って以来でしょうか。久々でしたが、大阪からすぐなんですよね。

なぜわざわざ神戸まで?

そう、名古屋に住んでいてコンサートを観に他県まで足を運ぶなんてそうそうない。東京1公演とかならまだしも、一応全国回る中での神戸公演です。神戸に来て名古屋に来ないなんて…普通なら神戸まで行くなんてことはしませんが、活動休止後の復活コンサートだったので復帰した姿をこの目で見ようと思いまして足を運びました。

土曜日の午前診を終えてから向かいましたが、会場のKOBELCO大ホールまで3時間もかからず到着。

オーケストラをバックに歌う今回のスタイルにピッタリのホールでした。客席は5階席まであって、見たところ当然ながら満員で。
オーケストラだけで演奏された1曲目の後登場した久々の姿は感動的でした。

でも…

そこまででした。
歌いだしたその姿は、当時とはかけ離れていて。最後に観に行ったのはいつだったか…高校生の頃だから四半世紀も前になるのか、大好きで追いかけていた当時の声とは全然違っていました。歌声はバックにかき消されてあまり聴き取れず、高音も全然出なくて、それでも無理に絞りだそうとする姿は見るに堪えず。序盤で歌った一番のヒット曲があまりにも無残で。そんなにキーの高い歌ではないと思うんだけどな…。
セットリストは知っていて後半に聴きたい曲が入っていたけれど、聴かない方が良いかなと思い途中で帰りました。

何となく分かっていたんですよね…初日の模様がテレビでも流れていたし。声が出てないな、辛そうだなとは思ってたけれど。テレビで観るのと生で聴くのでは違うのかなと思ったし。でも実際は逆にもっとガッカリな感じでした。

年齢とともに若い頃のような声が出なくなるなんてミュージシャンにはよくある事なのでしょうが、抗えない劣化を迎えた時、キーを下げて歌うのか、出ない高音を無理に絞りだそうとして醜態をさらすのか。当時のイメージを壊したくなかった自分はそれ以上聴かない事を選択しました。

ブログのコメント欄には、今日のコンサートも最高に感動したって感想で溢れています。「序盤は調子悪かったけど、後半凄かった」なんて書き込みもあって、最後まで聴いて帰れば良かったのかな…なんて少しだけ思ったり。でもやっぱりもう昔とは違うんだろな。
とりあえず、気持ちの整理が出来たら会場で購入したベスト盤を聴いてみよう。